フィンテックがいかに世界を変えたかについて、これまで紹介してきました。
特にスクエアのように世界の個人商店の販売方法まで影響を与えたサービスはなかなかないでしょう。
そんなことより、資金調達方法について教えて!という方は、この後に読み進めてみてください。
フィンテックで資金調達するには
フィンテックの手段を使って資金調達する方法には主に次の3つがあると思います。
クラウドファンディング
これは過去の記事でも少し書きましたが、クラウドファンディンもフィンテックの1つの技術の1つです。
これは、ある起業家が熱い思いと共感を呼ぶYoutube動画をアップし、それをみた他の一般人が資金を援助する、という仕組みです。
その見返りはいろんなパターンがあり、感謝のメールを送るだったり、どこかのパーティやローンチのイベントに招待するだったり、その製品を特価で買えてしかも一番最初に届けられる、というようなものがあります。
このクラウドファンディングの最大の特徴は、誰にでもチャンスがあるということです。
今までは、起業というと資金力もあり、実現するプランも明確で、しかも仲間とコネもあるような本当に一部の限られた人にしかチャンスはありませんでした。
しかし、このクラウドファンディングが登場したことによって状況は一変しました。
誰しもが起業家になれる時代が来たのです。
世の中には、キャンプファイヤーだったりkibidangoだったり、本当にいろいろなクラウドファンディングサイトがあるので、ググってみてください。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディング?
また聴き慣れない言葉が出てきましたね。
クラウドファンディングはギリギリ知っていたとしても、なかなかここまで知っている人は少ないでしょう。
ソーシャルレンディングとは、ソーシャルとレンディングを掛け合わせたものです。
簡単に言うと、融資を受けたい側と融資したい側とを結びつけるマッチングサービスのようなものです。
クラウドファンディングと少し似ているかもしれませんが、どちらかと言うとソーシャルレンディングは投資家出資という色が強くなってきます。
中にはエンジェル投資家等が参加している例が多いと思います。
いくつかのパターンがあるソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングにはいくつかのパターンがあり、1つはマーケット型と呼ばれます。
これはサービスの運営会社が審査を行い、会社の格付けを行います。
芸能界格付けチェックなど、テレビの年末年始の特別番組でよく見かけるあれですね。
貸す側は、その格付けを元に金利や手数料を決めます。
当然、格付けが高く、リスクが少ない側に関してはどんどん手数料は高くなっていきます。
この点はしょうがないですね。
次に、他にはオークション型と呼ばれるタイプがあります。
これはYahooオークションなどをやられた事のある方は馴染み深いものになると思います。
あとは、ファンド型と呼ばれるものもありますが、このあたりは説明が長くなる上に、ググれば他のサイトでも詳しく説明されているのでこちらでは割愛します。
将来のフィンテックのサービスを待つのも1つ
ここまで2つのサービスの形を紹介してきましたが、他にも今後新しい形のサービスが登場するでしょう。
いつ登場するかは読めませんが、例えば規制が緩和されたり、法律が改正されたり、人々の理解が追いついてきたりと、時代の様々な状況に応じて変わってくると思います。
今後、アメリカで発症したスクエアのように、単純なアイデアで世界を席巻するようなアイデアが日本からも出てきて欲しいものです。
特に、今後はますますデータビジネスが盛んになってくると思われますので、その辺りに着目しておくと時代のトレンドを外さないと思います。